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コンピュータの歴史

更新:2010.7.21

【コンピュータの歴史】−7万5千年前から未来へ.コンピュータ創造の軌跡−

{人はなぜコンピュータを創造できたのか−7万5千年前か現代までの歴史的変遷をたどり、コンピュータが存在する深意をさぐる−}

中世までの未完品ですが、近々当サイト及びアストロメディコのサイトで無料公開いたします。年表は完成しています。

今やコンピュータなくしては、社会そのものが成り立たなくなっている時代です。この現代社会の象徴でもあるコンピュータの“生い立ち”を私たちは、どこまで知っているのでしょうか。“歴史シリーズ”の基本テーマである「私たちはどこから来て、どこに向かっていくのか」をテーマとして、コンピュータ創造に関連する事柄を人類の黎明期から歴史的に追っていきます

【この本の特徴】
一般的に「コンピュータの歴史」といえば、17世紀のパスカリ-ヌ(Pascaline-パスカルの歯車式計算機)からはじまり、僅かな関連項目の記述があり、1946年のENIACが本格的汎用コンピュータとして紹介されます。それ以後は機種名の記載、技術史や科学年表の羅列になります。

 この『コンピュータの歴史』は、コンピュータ技術史も取り入れながら、コンピュータ創造に関連する“深意”を考えていきます。人類学や宗教学取り入れながら、人類が創造したコンピュータというツールの価値と、今後人類に与える影響を歴史をたどりながら大胆に推理してきます。
適切な専門用語のみを使用して、中高生も理解できるように文章も平易で読みやすくしています。

(制作中です)追加資料へ
【目次】
・プロローグ:はじまり
・第1章:古代(紀元前からA.D.1000年まで)
・第2章:中世(1001年から1600年まで)
・第3章:近世−近代−(1601年から1900年まで)
・第4章:現代T・(1901年から1960年{昭和35年)まで)
・第5章:現代U・(1961年(昭和36年)から現代まで)
・エピローグ:未来へ(現代の最先端から未来の予測へ)
・参考文献&引用箇所&追加資料
・巻末にコンピュータ関連の年表:50頁

【全体の流れ】

第1章:古代(紀元前75000年から1000年)では、人類のコンピュータ創造の源流と原動力を探っていく。自然界で最弱の種族に属する人類が、ツール(道具)を使用して短期間のうちに自然界を席巻(せっけん)しいった。この貧弱な肉体を補うために数々のツールが作られていった。ツールやそれを使って作るモノは、そのまま進歩の歴史となっていく。やがて私たちの始祖(しそ)たちが発明した、文字や数が現代のソフトウェアを創造し、古代の巨大建造物や高度なツールが、最先端のハードウェアを生み出す礎(いしずえ)となっていく。

第2章:中世(1001年〜1600年)は、キリスト教会の圧政、14世紀のペストの蔓延などで俗に暗黒時代と言われているが、これはヨーロッパに限ったことで、イスラム教圏では、古代ギリシャ文明から受け継いだ科学が発達していた。
このイスラムとの出会いが、ヨーロッパ社会が後に体験する大航海、市民革命、産業革命の原点となっていく。特に、なぜ、中国やインドなどの東洋ではなく、欧米でコンピュータができたのか、その原因も探っていく。

第3章:近代(1601年〜1900年)は、現代のコンピュータの元型(アーキタイプ)ともなる機械式計算機が登場する時代である。この時代は人類にとって大きな変革の時期でもある。大航海に始まった世界的な交易、産業革命、アメリカ合衆国の誕生、社会体制の大きな変革、現代科学の基礎を築くさまざまな発見。それは現代のコンピュータにたどりつくまでの試行錯誤の時代でもある。

第4章:現代T(1901年〜1960年)は、2回の世界大戦という惨禍(さんか)から国が大きく復興され、科学と工業化が一気(いっき)に加速していった時代でもある。戦時下の暗号解読や弾道計算の必要性から、現代のコンピュータに直結する電子式計算機の基礎が作られた。真空管やトランジスタを使用した第1世代から、第2世代の電子式コンピュータの誕生である。

第5章:現代U(1961年〜2006年)は、コンピュータというツールが社会の中に深く入り込んで、社会の構造を大きく変えていく過程を検証する。特にマッキントッシュに始まった本格的なパーソナルコンピュータの登場が、コンピュータ全体の進歩を加速した。直感的な操作ができるマイクロソフトのWindows OSは、これまでコンピュータと縁がなかった一般の人々を一斉(いっせい)に取り込んで、ここ20年余で社会全体がコンピュータ中心で動くようになっていった。またインターネットをはじめとする高速のネットワークの出現が地球全体を覆い、世界全体の社会的システムも変わろうとしている。

最終章:エピローグ:未来へは、未来のコンピュータの予測と、これからの人類の可能性に思いを馳せる。

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この歴史シリーズは、単に歴史的事実を羅列(られつ)していく内容ではなく、ひとつのテーマ、ここでは“コンピュータ”というツールを通して私たちの可能性も考察していく。そして、このテーマの中心は我々はどこから来たのか?我々は何者なのか?我々はどこへ行くのか?(D'ou venons-nous? Que Sommes-nous? Ou allons-nous?−−−文明に絶望した孤高(ここう)の画家ポール・ゴーギャン(Eugene Henri Paul Gauguin)が本当の楽園を求め、南太平洋のタヒチにわたり晩年に制作した大作の主題−−− である。


人類史上かってなかったスピードで変化する現代社会。
この中で生きる私たちは、しっかりした“地図と羅針盤”を持たなければ、何処(どこ)を走っているのか、何処(どこ)を目指そうとしているのかわからなくなってしまう。はたして私たちは、自分たちがどこへ向かおうとしているか本当にわかっているのだろうか? もしこの問いかけに答えを見いだす努力を怠ったならば、人類という生物界で最も若い部類に属する種族は、迷走し地球上での役割を見失ってしまうのではなかろうか。また、次の世代に混乱と破壊された環境しか残せなくなってしまうのではなかろうか。

この究極的な問いかけに少しでも答えを見いだすため、この歴史シリーズがある。コンピュータという最先端のツールにスポットライトを当てることで、“私たち自身が、どこから来て、どこへ行くのか”という問いのヒントになればよいと思う。私たちの未来はバラ色なのか、はたまた……。さあ、一緒にコンピュータ創造の源泉からたどっていこう。

<本文一部を要約抜粋>
 “自然界の弱者であった人類が、類の存亡をかけ貧弱な肉体を強化すべく道具(ツール)を生み出した。ツールは、人間の肉体の延長上にある。つまりすべての道具やマシンは、人の願望の具現化であり、肉体のある部位を用途に合わせて特化させたものだ。しかし、コンピュータは単なる肉体の延長上の道具ではなく、私たちの頭脳や意識と深く関わっているツールである。
略>
今や地球レベルで結びついているコンピュータ・ネットワークは、脳のシナプスとニューロンの結びつきに酷似しており、地球全土を覆う神経組織のようでもある。漆黒の宇宙から地球を見ると、“闇に輝く無数の神経系によって結ばれている巨大な脳”の様に見えるかもしれない。
略>
コンピュータは、単なる計算機械や事務処理機械ではなく、まさに私たちの意識を拡大するツールであり、今後人類の進化に大きく関わってくるツールではないだろうか。全体の歴史的動向を知るために巻末に50ページのコンピュータ史年表が付いています。
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コンピュータの歴史
150頁+年表50頁
定価:無料予定
<第1章の目次>
第1章:古代
1.はじまり
・そして生き残った!
・最古のテクノロジー
・優しい人びと

2.ビジュアルメモリの発明
・天空を見上げて
・洞窟の科学者
・文字の発明
・数の成立

3.巨大建造物
−創造力をかき立てる大きなエネルギー−
・天にとどけ
・“知のネットワーク”のはじまり

▼情報BOX
ホントに世界最古のコンピュータ?−2000年前のアンティキテラ歯車式計算機−

付録:追加資料として
・出アフリカ図
・ヒトの系統
・脳の発達
・カレンダー
・世界で話されている言語の人口順位
・英語
・数学(和算の数詞−塵劫記(じんこうき)から−)
・算盤
・ストーンヘンジ(石の配列と太陽と月の法則性)
・アレクサンドリア図書館(世界初の知のネットワーク)他


<本書掲載の写真から>

コンゴにあるインシャゴ遺跡から出土された。
−インシャゴの骨− 約2万5千年前の計算棒。上部に水晶が埋め込まれ、骨には“素数と乗法”が刻まれている。傷つけた刻印で計算できる。

階段式ピラミッド
ピラミッドを使って天体観測と洪水予報を行ったとされる。古代のハードウェア?


夏至・冬至を観察できるストーンヘンジ群−人類はかなり早い段階で天体観測をしていた。このことは、すでに人が客観的意識をもっていた証拠でもある−

正確な冬至夏至、惑星の角度を知ることができる
ストーンサークルの見取り図で正確に方位を示している。コンピュータ創造にいたる原点のひとつ

アバカス
古い算盤の原型

グーデンベルクの圧搾型印刷機
世界初の情報革命を起こした「グーデンベルクの圧搾型印刷機」

Pascaline-パスカルの歯車式計算機−
−パスカルの計算機−「Pascaline-パスカルの歯車式計算機」

Difference Engine
バベッジの階差式エンジン

パンチカード式計算機
1928年に米国で統計用に使われたパンにカード式計算機

thermionic tube−1884年にエジソンが2極真空管の特許を取得
真空管の登場

Zuse Z3
1941年型“Zuse Z3”内部の写真でこの再現モデル2200個のリレーが使用された

アメリカ合衆国、ENIACの組み立て
1946年:ENIAC

中国のコンピュータ
1949年:中国で公開テスト

参考文献;「Computers an Illustrated History」、Encyclopedia2001Singapore version「Wikipedia」 http://en.wikipedia.org/
「コンピュータ 200年史」
「SuperNipponica」2004年版
【プロローグの概要】
世界最古の石器が1976年エチオピア・ハダールの南ゴナ地区で発見された。250万年前の片刃のチョッパーで、肉を切るために使われた。打製石器
類人猿が使うただの石を割ったものと、ホモサピエンスの石器とは構造的に大きな差がある。
仮に現代の私たちが、彼らの使用していた石器と同じものを、サヌカイトから慎重に作ったとしても、獲物の厚い皮を切り裂き、肉をわけることはできない。作るためには高度の知性と技術力が要求とされる。私たちのテクノロジーの原点、石器。すべてはここから始まった!

 その後、言葉によって高度なコミュニケーション能力を手に入れた人類は、卓越したチームワークで、過酷な自然界の中で生存領域を広げていった。
やがて文字を生み出し、次の世代に自分たちの発見や経験知を伝えていく。この蓄積が新たな文明を生み出す起爆力となった。
また天体を信仰対象としていた祖先たちは、やがて太陽と月の運行に一定の周期があることに気づいた。人類が“時”という観念を獲得し、そこから客観的意識が芽生えていった。
客観性は、科学的、創造的な意識を元祖たちにもたらした。客観的意識の誕生は、様々な単位のスケールをうみだし、それを基に全世界に見られる石の巨大なモニュメント構築を可能にしていく。ピラミッド(エジプトだけではない)やストーンサークルは、信仰対象であるとともに天体の運行、宇宙の動きを地上に投影するマシンでもあった。
始祖たちはこの石の構築物を使い天空の周期的な動きを観察し、そこからくるデータを駆使して未来予測にも挑んだ。 巨大なハードウェア。彼らにとっては、現代のスーパーコンピュータに匹敵するものだったに違いない。科学、建築技術、土器、青銅器や武器製作がハードであれば、ソフトは数学、宗教、音楽、文字、言語、天文学といえる。これらの原点はそのまま、コンピュータのハード、ソフトに派生、関連していく。一つの技術が秀でたから、テクノロジーが進化を遂げたのではない。文明の様々な要素が絡み合い、まさに布を織るようにして科学技術は進歩していく。

また、道具の発明は単に物質的な創作物や利便性を享受するばかりではなく、使用することで道具の属性に沿った意識変革が起こりうる。例えば羅針盤は方向を指し示す道具ばかりでなく、空間認識と意識の拡大化を人類に与えた。かつてない広範囲の交易が可能になり、そこから様々な文明の融合が始まり、新たる創造と飛躍が始まる。この意識の継承は現代のインターネットにも通じるものがある。つまりインターネットのブラウザを代表するエクスプローラ(冒険、探検者)の意味に込められている。
略>


我々の文明の原点を作ってくれた黎明(れいめい)期の人類は、未開人などではなく、鋭敏な感覚と知性を持ち、なによりピラミッドはコンピュータを生み出した:イメージ図創造者であった。原初の時代は、外界のすべては発見であり、作り出すモノ物はとごとく発明であった。スタートライン−原点−を理解することは、そこから派生した様々な技術の深意を理解する上で重要なポイントである。人類が作り出したテクノロジーの粋(すい)であるコンピュータの原点を、関連事項を列挙して75000年前から探っていく。
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